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日清商品グループ、食品大手URC社の製麺事業を統合


≪地元メディアの反応≫

フィリピンの食品製造大手ユニバーサル・ロビーナ社(URCUniversal Robina Corporation)と日清食品ホールディングス株式会社は121日、フィリピンにおける両社のヌードル・ビジネスを統合し、パートナーシップをより強化すると発表した。

 フィリピン

日清食品ホールディングス株式会社は、同社のシンガポール子会社であるNissin Foods (Asia) Pte, Ltd.(日清シンガポール)とURC社 、三菱商事株式会社の三社で1994年にフィリピンにおける合弁会社「Nissin-Universal Robina Corporation(NURC)」を設立、フィリピンで日清カップヌードル、日清ラーメン、日清焼そばを製造販売しているが、URC社は独自に「Payless」ブランドで即席ラーメンを製造販売してきた。

 

NURC社の持ち株比率はこれまでURC65%、日清グループ25%、三菱商事10%だったが、日清グループは121日、発行済株式総数の24%を日清シンガポールを通じてURC社と三菱商事から取得した。これにより、日清グループのNURC社に対する株式保有比率は25%から49%になり、URC社は65%から51%となった。

 

同時にまた、NURC社 はURC社が保有していたPaylessブランド食品の製造ライセンスと即席麺製造工場を中心とした即席麺事業にかかる生産設備・在庫等も取得した。これによって日清グループとURC社のフィリピンにおける即席麺事業はNURC社へと一本化され、Paylessブランドの即席麺は、製造を日清が、流通・販売をURC社が担当することとなった。

 

URC社は「日清の持株比率増大によって、NURC社はより進化したヌードル製造技術を獲得し、変化する消費者のニーズに応えて革新的で高品質のヌードル商品を製造することができる」という。

 

これにより、PaylessブランドとNissinブランドのフィリピン市場でのシェア拡大に弾みがつき、これからは各家庭の食卓に登場する機会も多くなってくるだろう。

 

SourceBusinessWorldtrans by shimamori


			
		

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