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住友商事が穀物事業を展開する「Emerald社」を買収
≪地元メディアの反応≫
住友商事株式会社(本社:東京、以下:住友商事)はEmerald Agribusiness Group Ltd(本社:メルボルン、以下:EAG社)を買収したと発表。EAG社は住友商事グループが50%出資したオーストラリア第5位の穀物集荷および販売会社Emerald Grain Pty Ltd(本社:メルボルン、会長:Alan Winney、以下:Emerald社)に50%出資している企業。これによりEmerald社は住友商事グループの100%子会社となる。
Winney氏は「今回の売却は最善であった。我々は事業拡大を目指しているが、資本を調達することが困難であると感じている。しかし住友商事であればEmerald社が次のステップに進む上で、必要な資金を容易に調達出来る。我々の資金調達が困難である以上、グローバルパートナーである住友商事に委ね『Emerald社』を発展させていく必要がある。」と見解を述べた。
Emerald社は2004年に設立、オーストラリア国内に17ヶ所の穀物輸出ターミナルを持ち、世界35ヶ国に輸出している。事業内容は小麦、大麦、菜種等穀物の買い付け、集荷・販売、穀物サイロ、およびメルボルン輸出ターミナルを用いた穀物の保管・船積で売上は約10億オーストラリアドル(約1,470億円)。Emerald社を買収したことで、アジア、更にはグローバルを視野に入れた事業展開を目指す住友商事に注目が集まりそうだ。
(SOURCE:business review Australia「trans by CHIKA」)