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インド
アークレイが臨床検査用試薬メーカーのSpan社を買収
≪地元メディアの反応≫
日本を代表する医療機器メーカーのアークレイ株式会社(本社:京都、以下:アークレイ)はインドの上場企業である臨床検査用試薬メーカー「Span Diagnostics Ltd.」(以下:Span社)を買収したと発表。買収額は7億3,400万インドルピー(約12億4,780万円)。
インドでの臨床検査用医薬品(以下:IVD)においては、医療市場8,000億インドルピー(約1兆3,200億円)の2.5%にあたる200億インドルピー(約330億円)を占める。また、IVD試薬市場は70億インドルピー(約115億円)、IVD機器市場は140億インドルピー(約231億円)であり、市場全体では1年で15%の成長を見せている。
病理学者であるPradip Desai氏が1976年に「Desai Laboratories」(現Span社)を設立。スラトに本社を構え、FDA認可の機器を保有し最新式の製造設備が完備されている。現在Span社はインド国内に幅広い販売網を持ち、60ヶ国以上に輸出。また、National AIDS Control ProgrammeにHIV検査キット、そしてMalaria Control programmeにマラリア検査キットも提供している。
アークレイは2007年にインドで合弁会社を設立、主に糖尿病の試薬を販売している。今回の買収により需要が増加している感染症用をはじめ、製品のラインアップを拡充し更なる事業拡大を目指す。急速な発展を見せるインドの医療市場で、まずは基盤を固めることが大きな課題となりそうだ。
(SOURCE:Business Standard「trans by CHIKA」)