※タイムラインが表示されない場合は、Facebookにログインしてからご覧ください。
アメリカ
デトロイト・オートショーでトヨタ「新生タコマ」デビュー決定
≪地元メディアの反応≫
小型トラック市場を長く制覇してきたトヨタがいま恐ろしい敵に相対している。競争相手はGMがモデルチェンジして一足早く市場に投入した「シボレー・コロラド(Chevrolet Colorado)」と「GMC キャニオン(Canyon)」だ。
トヨタは来年1月に開催されるデトロイト・オートショーの「新生タコマ(Tacoma)」デビューで反撃を開始、王座を死守するつもりのようだ。トヨタは10日の声明の中で「2016年型新生タコマは小型トラックの性能に新たな基準を示すことになるでしょう」と自信を示している。
GM社のトラックは2013年ロサンゼルス・オートショーで発表された。需要の低下とフルサイズ・トラックの燃費性能向上によって、小型トラック市場は過去10年間停滞していた。この間登場した完全に新型の車種は、トヨタのタコマと日産のフロンティアだけだ。
しかし、すべてのバイヤーがSUVやフルサイズ・トラックに向かったわけではない。2013年には約23万台の小型トラックが売れているのだ。そのうち16万台はタコマだった。
だがモデルチェンジしたコロラドとキャニオンは、デザインだけでなく内装も洗練され、走行性能も格段に向上して、タコマにとって大きな脅威となっている。今回のモデルチェンジはその対策ともなるだろう。トヨタは2016年型タコマについて詳細は発表していないが、専門家は現行タコマの5速オート・トランスミッションは少なくとも一つギアが追加され、V6エンジンはダイレクト・インジェクションとなるだろう、と予測している。内装・アメニティーについては温熱レザーシートや、タッチスクリーンのナビシステム、USBポート、収納用整理棚などが囁かれている。
新生タコマは来年販売開始の予定だが、1月12、13日には記者会見が開かれ、新生タコマの全貌が明らかにされる。トヨタの牙城である小型トラック市場にコロラドとキャニオンをぶつけてきたGMの挑戦を払いのけるだけの魅力あるモデルチェンジとなっているのか、注目したい。
(SOURCE:LA Times 「trans by shimamori 」)