タイ

味の素が人々の健康に貢献するためタイ・マヒドン大学で寄附講座を開設


≪地元メディアの反応≫
東京に本社を置く味の素株式会社(以下:味の素)はタイ・マヒドン大学とタイ味の素とともに同大学院栄養研究所に寄付講座を開設する覚書を締結したと発表。ASEAN地域の栄養教育に貢献するためイニシアチブを取った形となる。大学院での講義開始は2014年1月からの予定。
タイ 海外進出
東南アジアは、豊富で低コストな労働力、また地理的優位性があり経済成長を続けている。特にタイは工業団地の設立をはじめとして産業インフラを改善、ASEAN地域における主要国として産業基盤を築いてきた。しかし、経済成長が進むにつれて、肥満や糖尿病などの生活習慣病の増加も見られ、早急な解決策が求められている。

マヒドン大学はタイで最も歴史があり、今回講座を設置したことで信頼性の高い健康情報を提供することが可能となる。2014年1月に開始される講義では、味覚生理学、味覚測定技術、学校給食や病院食での栄養学の導入などを中心に学ぶことが出来る。これらの講義では味の素、日本栄養士会、口腔医学会、日本味と匂学会から講師が派遣されるとのこと。また、タイでの研究に資金補助を行うという。

味の素はグループ会社と協力し、ASEAN地域の人々の健康に貢献していく。2009年にはベトナム国立研究所と共同研究を開始し、栄養士制度の確立を目指している。そして2012年には栄養士を育成するための4年制コースがハノイ医科大学に設置され、2013年10月に開講となる。グローバル企業として成長するため尽力し続ける味の素の活躍が期待される。(4-Traders)


			
		

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