タイ

タイ初、日本のテレビ通販番組が今年6月から開始


 ≪地元メディアの反応≫
2013年、日本を代表する総合商社の住友商事株式会社(以下:住友商事)とグループ会社のジュピターショップチャンネル株式会社(以下:JSC)は、I.C.C. International Public Company Ltd(以下:ICC)及びCentral Department Store Limited(以下:Central)と共同で、タイに「ショップ・グローバル・タイランド」というテレビ通販番組のための会社を新設した。
タイ 海外進出2013年6月より、日本、タイおよび世界各国の魅力的な商品を紹介するテレビ通販番組を1日24時間、年間を通してタイ国内にて放映し、将来的には衛星放送を中心に24時間生放送を目指している。
また、タイで一番優れたテレビ通販番組を目指す「ショップ・グローバル・タイランド」は、5年後に売上高30億タイバーツを目指す。

日本国内で1996年からテレビ通販番組JSCを経営してきた住友商事は、24時間型テレビ通販番組の経験が豊富にあり、今までアジア諸国での市場を拡大するため、入念な調査をしてきたという。

2012年8月、住友商事・ICC・Centralはタイ市場へ参入すべく、準備を始めた。合弁会社を実現した住友商事は、タイで初めての海外のテレビ通販番組を設立することとなった。

住友商事はタイの消費者とのつながりを強め、かつ両国間の関係を深めるため特に品質に対してのこだわりを持って、製品を導入してゆきたいと考えている。取り扱う商品は宝飾品、化粧品、電化製品、服飾雑貨、食品、JSCでのベストセラー商品などの予定だ。

「ショップ・グローバル・タイランド」は、住友商事の代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)が派遣され、番組制作やマーケティングなどの部署にはJSC従業員を起用し、住友商事はタイでの事業に対し主導的な役割を果たす。

また以前、住友商事はタイの農村地区の美術工芸を紹介する生放送番組を開設したことがある。「OTOP」というプロジェクトで、「一村一製品」という意味を指すこの番組はタイ政府と販売業者からの支持を受け大成功を収めた。
こういった経験は、テレビ通販番組「ショップ・グローバル・タイランド」を開設するきっかけの1つとなったのではないだろうか。

住友商事は「消費者のさまざまなライフスタイルに対応する新たな価値を創造し、提供することを目的として事業を展開していく。」と述べており、引き続き現地の有力なパートナーと手を組み、完成度の高い小売ビジネスモデルを拡大していく方針だという。(japantoday)


			
		

特集記事

nophoto
nophoto
nophoto