シンガポール

高砂がシンガポールに最大規模の新工業を開設、香料業界のアジアナンバー1を目指す


≪地元メディアの反応≫

日本の高砂香料工業株式会社(本社:東京、以下:高砂)はシンガポールに約6,000万シンガポールドル(約48億円)を投じ、新工場を開設した。日本国外で最大規模の工場となり既存拠点からの移設に伴い、新工場は生産能力を3倍に拡張したことになる。

 

シンガポール 進出

 

フレーバー生産の約90%はシンガポールハラル協会の認可を受けており、アジアなどのハラル市場への戦略拠点として展開を強化するとのこと。アジアでの香料産業は世界経済の成長率の4.2%よりもかなり高い7%に近い年間ペースで成長が見られる。これは、2017年までに66.5億ドル(6,800億円)の価値があると推定されている。

 

高砂はアジアの需要について楽観的であり、地域のための研究と製品の提供を増やすためのベースとしてシンガポールを拠点に決めたとのこと。だが、調査会社IALコンサルタントによると、世界的には香料業界は166億ドル(17,000億円)の価値があり、シンガポールで新工場を開設した本当の狙いは急速に成長するアジア市場での地位を定着させるためのようだ。

 

高砂の井垣理太郎社長兼最高経営責任者(CEO)は、「我々は日本の企業ですが、日本以外の市場での持続的な成長を実現する必要があると考えています。欧米はまだ我々にとって非常に重要な市場である一方、アジアの企業として私たちは私たちにとって最も重要な市場としてアジアを考えています。当社の中期目標は、アジアでナンバー1になることです。この野心的な目標を達成するために、シンガポールの工場はグループ内の主導的な役割を取る必要があります。」と述べた。

 

今後、高砂がここシンガポールでどのようにアジアナンバー1に登りつめていくか注目していきたい。

SOURCECHANNEL NEWSASIAtrans by KIKU」)


			
		

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