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インド
楽天株式会社が「RIDOC」を設立、インドの電子商取引市場で多くの企業競争が始まる
≪地元メディアの反応≫
日本のeコマース大手企業、楽天株式会社は米ITコンサルティング会社PROLIM Global Corporationと連携し、インドのバンガロールを開発拠点とし「Rakuten India Development and Operations Center (RIDOC)」に開発センターを設立した。
RIDOCはインドのシリコンバレーとして多くの人に知られており、バンガロールはインド世界貿易センターと呼ばれ多国籍IT企業が多く拠点にしている。
「楽天オンラインのインド版を始めるつもりなんですか。」と質問したところ「いいえ、今の所は考えていません。ですがインドに参入したのですから爆発的なインドの電子商取引市場の成長は無視することは出来ません。」と返ってきた。インドの電子商取引市場で有名な「Flipkart」や「Snapdeal」は少なくとも、まだ楽天に対して危機感は持っていない。
新しくオープンしたバンガロールのRIDOCオフィスは、グローバル開発センターとしての主要な役割を担うとともに、楽天の知識ベースと人員の保持を補完をしていく。
社員については、知識と技術が蓄積されるのに対し、プロジェクト単位で関わることの多いパートナー・スタッフに関してはプロジェクトの終了後に知識と技術が社内に蓄積されにくいという課題を抱えていた。
インドの開発センターでは、人材の保持を行いながら知識ベースを増やし、世界中にある楽天グループ企業のプロジェクトに携わっていく機会を提供していくようだ。建設•運営•譲渡方式の枠組みを行い、インドの開発事業を補完することで、この問題に対処する上で重要な役割を果たすことになるだろう。 楽天はすでに中国(北京)、米国(サンフランシスコ)、シンガポールで同様の開発センターを持っており、RIDOCの開設はそれに続くものとなっている。
楽天は東京を拠点とする日本最大の電子商取引サイトである。2014年度では、55.6億ドルの収入を得て10,800人もの採用を行っている。電子商取引以外にも長年にわたって、旅行、金融、テレコムサービスなど事業は多様化している。買収も積極的におこない、数年でその数を伸ばしている。
今年の2月には9億ドルで人気のモバイルメッセージング会社「Viber」を買収した。
楽天は、インドの電子商取引市場に飛び込み、どこまで業績を伸ばし、他社との競争に勝ち抜くことが出来るだろうか。
(SOURCE:Trak.in「trans by Chinatsu」)