中国

シャープ、中国鴻海産携帯電話でアジア市場参入へ


 ≪地元メディアの反応≫
11月23日に、中国鴻海グループはシャープとの中国本土におけるスマートフォン事業の業務提携を一時的中断し、後日の発展状況によって販売再開するかどうかを判断するという情報が流れてきた。これに対して、鴻海側はまだコメントしていない。

今年6月初めに、シャープ社長である奥田隆司氏は、シャープの経営戦略説明会で、中国向けの高機能携帯電話(スマートフォン=スマホ)を鴻海と共同生産、推進することを発表した。スマートフォン事業での連携はシャープが鴻海と本格的提携への第一歩と見られ、注目を集めた。
中国 海外進出11月22日、日本朝日新聞によると、鴻海による生産、シャープブランドの下で販売という形で、シャープは鴻海と共同でスマートフォン市場に参入した。中華圏市場をターゲットとし、製品は8月末に台湾と香港市場に出回り、9月初めには中国本土で発売された。

しかし、鴻海産携帯電話の中国本土での売れ行きはうまくいかないため、提携は停滞状態に陥った。今回シャープと鴻海グループの業務提携は発展の初期段階であり、生産量、店頭ストックが多くないため、今回の提携停滞は両社に大きな損失には至らない。

中国本土でのスマートフォン事業は一時的停止になるにもかかわらず、今後もシャープは変わらず鴻海グループと共に機会を待ち、中国本土での販売再開する時期をうかがっている。両社はインドネシアなどのアジア市場への進出を計画し、提携意向は変わらないという。

また、シャープは鴻海と他のいくつかの事業において提携している。例えば、鴻海はシャープ第10世代液晶工場で生産されたパネルを使用し、アメリカでビジオ(Vizio)と提携し、格安の値段で60インチテレビを生産した。販売以来、高人気を収め、今年のアメリカ感謝祭期の間、大ヒットした。(中国家電網)


			
		

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