イギリス

台湾発祥の猫カフェが日本で拡大、ヨーロッパをも席巻の予感


≪地元メディアの反応≫
住宅事情等でペットを飼うことが難しい現在、1時間約1,000円を支払っても、ペットに癒しを求める現状がある。
イギリス ニュースメディア毎日多くの人々が1時間約1,000円を支払い、コーヒーを味わいながら、11匹の猫と戯れている。ここは、東京の西部にあるキャテリアムカフェという、猫カフェである。それぞれの猫には、写真に趣味や嗜好などが書かれた、プロフィール(紹介板)があり、中には、TwitterのアカウントやDVDを発売している猫もいる。同店で活躍して永眠した猫のために小さな寺を建ててあげるなど、熱心なファンもいるほどである。

現在は、遠く海を渡ったヨーロッパで拡大している。すでにオーストラリアとロシアにそれぞれ店舗展開をしており、ロンドン在住の企業家ローレン•ピアーズ氏は10.8万ポンドかけてショッピングセンターに開店を予定している。「イギリス人の多くは、小さなアパートに住んでいたり、仕事が多忙な為、ペットを飼うことが出来ない現状のため、イギリス人は猫カフェにはまると思う!」と、目を輝かせて、語ってくれた。

猫カフェは、日本文化かと思われがちであるが、実は台湾が発祥である。ずいぶん昔からあるイメージだが、10年程前に日本の大都市圏で大流行し始めていたということに、更に驚いた。日本では、ペットを飼うことについて、家主が許可している場合であっても、部屋が狭い為、ペットにとっての環境は好ましくなく、かわいそうという理由から、飼うことをためらう人も少なくない。しかし、日本のような核家族・高齢化社会において、ペットは虚しさを補ってくれる大切な存在なのである。日本の人口は昨年264,000人減少しており、今後も減少傾向にあるため、猫カフェのような施設を必要とする人が増えることにビジネスチャンスがまだまだ潜んでいると、関係者は語っている。

住宅事情や仕事が多忙である事は、世界各国共通している為、どの地域でも大流行の可能性があり、この先、世界各国の猫カフェツアーなるものも、できる時代が訪れるかも知れない。是非とも、経済効果を期待したいものである。(The Independent)


			
		

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