≪地元メディアの反応≫
JALが、超音速旅客機ベンチャーに約11億円を出資することが分かった。

Boom社が開発する超音速旅客機では、1時間に1,450マイル以上で飛行が可能になり、飛行時間を半分に短縮できると、JALは期待している。
Boom社の創業者であるBlake Scholl氏によると、サンフランシスコ-東京間の飛行は、約5時間半になるとのこと。
今回の提携により、JALは、20台の超音速旅客機を購入する権利を得た。昨年、Virgin Group創業者のRichard Branson氏は、彼の会社がBoomジェット機の最初の10機を入手する権利があると公表していた。
現在、航空会社は、顧客のために豪華スイートのファーストクラスを展開している。
しかし、JALは超音速旅客機により、時間という最も価値のあるものを提供することができるだろう。
Boom社への投資は、航空業界ではごくわずかだが、未来の航空機への開発に向け意欲が見える。これまで、エアバスやボーイングなどの飛行機メーカーが市場を独占してきた。しかし、彼らの飛行機は燃料の節約は可能だが、旅行者の時間を節約することはほとんどできていない。
全席ビジネスクラスの構成で構想されたBoom社のジェット機は、コンコルドよりも経済的であると創設者は期待している。2003年10月、コンコルドは、激しい騒音や経済的な低迷により生産が中止された。
Boom社は、2018年後半に「Baby Boom」と呼ばれる3分の1規模の飛行機で設計をテストし、2020年代半ばまでに飛行機の納品を予定。
Boom社とJALは太平洋横断ルートを検討しているが、米国内の飛行時間は短縮できないだろうと考えている。1973年の米国の法律では、陸上での商用超音速飛行が禁止されているためだ。
(Trans by Mai)