タイ

ユニ・チャームが高品質な「マミーポコ」でタイ市場独占を目指す


≪地元メディアの反応≫
日本でベビー用品などを販売しているユニ・チャーム株式会社(以下:ユニ・チャーム)はアジアを中心に事業展開している。今後世界中でシェア獲得を狙うため、まずはタイ国内で来年中にシェア70%を目指すという。
タイ 海外進出
日本のユニ・チャームの子会社であるタイのユニ・チャームは、ベトナムのDiana Joint Stock Company社を買収後、ミャンマーの生理用品及びベビー用品販売大手のMyanmar Care Products Limitedも買収、2020年までに世界シェアNo.1を目指すため、まずは今年中に10~20%の売上増を狙う。

ユニ・チャーム(タイランド)の寺川琢己社長によると、「ベビー用おむつ(マミーポコ)、生理用ナプキン製造において、タイは中国、インドネシアにつぐ3番目の規模の製造拠点である。ユニ・チャーム(タイランド)は、昨年14億バーツの売上げ、そのうちの70%は「マミーポコ製品」が占める。タイのベビー用品市場は120億バーツ規模であり、年間で10%増加しているとのこと。

同社は「MamyPoko Pants Ultra Protect」を発表、今年中に20%売上増を見込んでおり、2014年までに市場70%シェアを獲得したい考えである。今回紹介されたおむつは赤ちゃんに優しく、はかせるタイプになっており、値段も手頃であるため家計費が節約出来るということをアピール。タイに参入して13年、市場調査、研究を重ねた結果であると自信をうかがわせる。

「子どもには心地よく過ごして欲しいとの願いから、継続的に研究開発を行い良質な製品を作るため尽力してきた。そして『高品質と吸収性』『手頃な価格』を兼ね備えた『MamyPoko Pants Ultra Protect』にたどり着いた。」と寺川氏は述べた。タイ国内70%シェアを目標とするユニ・チャームの戦略が、市場からどのような評価を得るのか気になるところである。(The Nation)


			
		

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