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イギリス
日産、英政府とバッテリー工場建設で交渉中
≪地元メディアの反応≫
大手自動車メーカーの日産は、英国で巨大な電気自動車向けのバッテリー工場を建設するために、英政府と交渉を進めていると報じられた。
フィナンシャル・タイムズ紙によると、日産は英国を日本以外の電気自動車の主要拠点にしたいと考えているという。
サンダーランドの敷地に建設されるこの工場は、年間20万個のバッテリーを生産し、数千人の雇用を支えることになるだろう。
政府は、すでに少なくともギガファクトリーを国内に1つ建設するという野心を持っていることを明らかにしており、ジャガーランドローバーや新興企業ブリティッシュボルトなど、様々な関係者と定期的なミーティングを行っている。
業界には、日産は昔から自分たちが実行すると決めたことに政府がお金を出してくれるように仕向けている、という皮肉な声もあるが、今回も例外ではない。日産はすでに、北東部にある工場に追加生産を移すことを発表していた。
日産は車載電池子会社を中国のエンビジョンAESCに売却したが、日産が唯一のクライアントとして事実上支配している。今回だけは、政府は日産を翻弄することができるかもしれない。政府が承認すると約束したことに、日産からお金を出してもらうのだ。
日産以外のメーカーがこの工場で生産された電池を利用できるようにするには、どの程度の規模のバッテリー工場が必要なのか、ということを中心とする交渉内容になるだろう。
(Trans by Shie)

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