中国

ファーストリテイリングが海外展開を加速させるため、香港で上場を計画


≪地元メディアの反応≫
アジア最大の衣料品を取り扱う株式会社ファーストリテイリングは、来年早々にも香港で上場する計画を立てているようだ。

「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは日本に本社を置いている。関係者によると、香港預託証券を発行するため、来月には早くも証券取引所にファイリングを提出する予定であるのことだ。
中国 海外進出同社社長柳井正氏は、上場することで海外展開をするための資本基盤を整え、知名度を上げたいと考えているようだ。2020年に売上高5兆円の目標を掲げる柳井社長は、同社ウェブサイトで、中国を「最も重要な市場」と位置付け、最終的に3,000店舗の展開を目指すと表明している。同社株は現在東証のほか、米国やドイツでも取引されている。香港上場は投資家層の多様化や中国市場での知名度向上につながる。

ファーストリテイリング傘下の主力ブランド「ユニクロ」は2月末現在で、中国に182店を出店。また香港では16店を運営している。この秋には「ユニクロ」ブランドとして世界最大規模となる旗艦店を上海に開店する予定。現在中国本土、香港にある店舗での売り上げは好調のようだ。

現在、日本企業で香港に上場しているのは、SBIホールディングスと、ダイナムジャパンホールディングス2つであり、ダイナムが昨年8月に上場したことで、ファーストリテイリングが非常に興味を持ったようだ。ファーストリテイリングの上場が実現すれば、日本企業で3社目の上場企業となる。上場が実現することで、ユニクロの勢いが増すことは間違いないだろう。(South China Morning Post)


			
		

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