「現地メディア」の反応

中国

2013/12/24

和光堂が康師傅と合弁会社を設立、粉ミルク市場参入へ向け本格始動

≪地元メディアの反応≫
和光堂株式会社(以下:和光堂)の親会社であるアサヒグループホールディングス株式会社(以下:アサヒグループ)は、中国の即席麺類・飲料メーカー、康師傳と和光堂が合弁会社を設立すると発表。会社名は「和菁康(上海)商貿有限公司」、2014年1月には営業を開始し粉ミルクや離乳食を販売するとのこと。
中国 海外進出

 

新設される合弁会社の資本金は約500万ドル(約5億2,000万円)で、和光堂が55%、残りの45%を康師傅が保有することになる。和光堂は明治、森永に次いで日本第3位の粉ミルクブランドであり国内シェア約12.8%を誇っている。

 

和光堂は粉ミルク、健康食品、飲料などを販売、康師傅と和光堂は1年以上前から交渉を進めており、合弁会社を設立することが中国市場参入において必至であることから今回の合意に至ったという。双方が連携をすることで中国での乳幼児乳製品市場を獲得していきたい考えである。

 

康師傅は即席めんや飲料などの主要事業から更に菓子事業へも拡大、今回の合弁会社設立により、康師傅は粉ミルク市場への新たに参入となり、和光堂と共に「安全・安心なベビーフード」提供を目指す。

 

現時点では中国の粉ミルク市場で日本製品のシェアは多くはないが、中国市場で整った食品販売ルートを持つ康師傅との連携はシェア獲得に「明るい兆し」をもらたすと言えるのではないだろうか。(中国経営報)

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