「現地メディア」の反応

シンガポール

富士通、ブロックチェーンの米取引プラットフォームに投資

≪地元メディアの反応≫

日本のテクノロジー企業・富士通は、シンガポールのDigital Commodity Exchange (DCX)に投資することを発表した。

 fujitsu_dce

2019年、DCXの子会社であるスタートアップの米取引所「RiceX」と協力して、米のトレーサビリティにブロックチェーンを使用することをスタートした。その後、DCXが肥料取引所「FertX」を始めるとともに提携が拡大し、さらに多くのコモディティの取引が予定されている。

 

RiceX」は、2020年末に生産を開始した。11月に最初の3件の取引を発表した後、2020年末までに世界の米の買い手と売り手の最大20%を同社のプラットフォームに乗せる予定だと述べていた。

 

2019/2020年度には世界で5億トンの米を生産したと推定されたが、価格が500ドル/トン前後となり、およそ2500億ドルの市場規模だった。しかし、米の大部分は生産国で消費されるため、「RiceX」が推定する200億ドルの国際市場ははるかに小さいだろう。

 

米に続いて、DCXは富士通のパートナーでもある肥料取引所「FertX」と提携した。このブロックチェーンプラットフォームは、保険、出荷情報、検査、自動決済を提供することで、取引プロセスの効率化を目指している。さらに、次のステップとして、穀物や他の農産物、製造品の原材料を対象とするという。

 

富士通は投資額を明らかにしていないが、富士通のベンチャー企業部門である富士通ベンチャーズは、総額100億円(9,100万ドル)のファンドを有しており、今回の投資がその最初の投資となる。

 

    

 

Trans by Shie

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