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シャープが低迷、ヨーロッパ事業を放棄。アジアや北アメリカへ市場のシフトチェンジか
≪地元メディアの反応≫
日本の家電企業大手のシャープは低迷しているヨーロッパ事業の総点検をすると発表した。巨額の損失の年から回復をする為に約300人のスタッフ、ヨーロッパの労働力を10%カットするとのことだ。
AQUOSなどのブランドは、ヨーロッパのテレビ事業から撤退することを計画しているそうだ。大阪に本社を置くシャープは、2007年にポーランドで生産した液晶表示装置(LCD)テレビの販売を開始。ヨーロッパだけで最小限の市場シェアを獲得していたが、台湾のTPVテクノロジーにヨーロッパのテレビの販売を外部委託し、またアジアの家電会社にポーランドの工場売却を提案している事が分かった。
シャープが出した声明では「ヨーロッパでの事業再構築作業に関する様々な研究を行っているが、現時点では何も決定されていない。」と述べている。
海外での輸出はシャープにとって売上高の約60%を占める主要な事業であるが、ヨーロッパでの売上高は、直近の事業年度における総売上高のわずか8%しか占めておらず、企業がより豊かになる為にはアジアや北アメリカの市場に焦点をシフトしなければならないだろう。
(SOURCE:Yahoo UK News 「trans by Chinatsu」)
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