「現地メディア」の反応

アメリカ

2013/07/23

米国事業の拡大で、世界一のアパレルメーカーを目指すユニクロ

 ≪地元メディアの反応≫

ここアメリカでユニクロの名前を聞いた事が無い人はいるだろうか。
それは日本企業の株式会社ユニクロが展開する、世界で4番目に大きいアパレルメーカーである。高いデザイン性と日本ならではの素晴らしいサービスが好評だ。

現在アメリカには7店舗のみであるが、2020年までの7年間で200店舗に拡大することを目標としている。それは、まさにユニクロの世界制覇戦略と言えるだろう。

その戦略を実行する経営者の1人、アメリカのユニクロで最高執行責任者(COO)を務める京極康信氏は、「我々は2020年までに500億ドルの売上を目標としている。その内の100億がアメリカでの売上となる予想だ。」と述べた。

その目標が達成されれば、ユニクロは世界一大きなアパレルメーカーとなる。
アメリカ ニュースメディア「ユニクロは$4.95のTシャツを買う人に対し、高級ブランド店で$400の服を買う時と同じ気分にさせてくれる。」とParsons, the New School for Design大学のファッション学部学部長のSimon Collins氏は語る。
彼は「ユニクロはお客様とスタッフとのやり取りを大事にし、店舗のデザインにもこだわる。そういった気配りの部分がお客様に伝わるのだ。」と、人気の秘密を解説してくれた。

ユニクロにおいて、スタッフの仕事の7割は服を折りたたむことだ。そのため出来る限り綺麗に、素早く折りたたむことが出来るよう、タイムを計ったりテストを行ったりするという。更に笑顔の研修まで行っているという徹底ぶりだ。ユニクロでは「いつも、いつでも笑顔。笑顔を絶やさない。」と教えられる。

京極氏はこれに関して、「確かにマイクロマネージメントだと認めざるを得ない。しかし偉大な企業を築き上げるためには、それほどまで細かい点にも注力していくことが大事である。こういった社員教育によってスタッフの能力を総合的に高め、企業全体の競争力になっていくと私は考えている。」と述べた。

今後の7年間で、ユニクロは世界一のアパレルメーカーとなることはできるだろうか。ライバルの多いこの業界で、更なる高みを目指し挑戦を続けるユニクロに今後も期待していきたい。(CBS News)

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