ベトナム

ホーチミン市民の心を掴んだ日本食レストラン


≪地元メディアの反応≫
ベトナムのホーチミン市で日本料理は大変人気があり、数多くの日本食レストランが軒を連ねている。寿司や照り焼き、その他の様々な日本料理を食べることが出来る。

現在、この都市は250店舗以上の日本食レストランがあると言われているだけでなく、東アジア諸国の食品を販売するスーパーや小売店が多い地域でもある。
以前、日本食レストランは1区のLe Thanh Ton、Thi SachあるいはNgo Van Namというように点在していたが、人々のニーズを満たすためホーチミン市の隅々にまで日本食は広まっていった。
ベトナム 海外進出1区にある広告関連の企業で働くThuy Duong氏は「日本食レストランはベトナム人の舌に合う味付けであるため受け入れられ易く、また店内の美しい装飾に人々は惹き付けられるのだ。」と、そのヒットの理由を語る。

日本食レストランは値段設定が高い傾向にあるが、そこは問題ではないようだ。Duong氏によれば、ベトナムの平均的なレストランと比べるとやや高い分、日本食レストランはサービスの質が良いからであるという。

1区にある“Tokyo Town”のマネージャーであるDao Minh Tung氏は「我々のレストランに来られるお客様の80%がベトナム人である。彼らが最も好きなのは、焼きダコ、餅、寿司や麺類である。」と述べた。
その他の日本食レストランに関しても、来店者の最大90%がベトナム人であるという。
そもそも日本食レストランはベトナムで暮らす日本人をターゲットとしていたが、結果的に多くのベトナム人を惹き付けることとなった。

「日本の様々な食品会社がベトナムで成功している」と、ホーチミン市の日本国総領事Harumitsu Hida氏は語る。日本食レストランはベトナムにおける日本のイメージを更に良いものにしていると彼は補足した。

特に日本食を好むのは、安定した収入があり欧米の生活に慣れている若者である。
日本食に対しては新鮮で健康、清潔であるというイメージが強く、近年多くの人々が食の衛生を重視し始めたことが関係しているのではないだろうか。

実際、大抵の日本食レストランは材料を日本から輸入しており、現地の食材はあまり使用していない。
ベトナムへ魚を輸出する日本の都市、根室では1年で輸出量が6.7トンから415トンにまで急増したという。根室の海鮮物は日本食レストランやベトナムスーパーマーケットへの輸出によって爆発的な成長をみせている。

多少価格が高くともサービスやクオリティを求める人々がベトナムで増えたことは、日本食レストランの人気を後押しすることとなったようだ。
日本食は我々ベトナム人に安心・安全を提供していると言えるだろう。(Vietnambreakingnews)


			
		

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