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アメリカ
JR東海のリニア技術をアメリカに提案、実現すれば日本政府の対外融資で最大規模
≪地元メディアの反応≫
アメリカの首都ワシントン~ボルチモア間における超電導リニアモーターカーの建設をめぐり総工費の半分を国際協力銀行(JBIC)を通じて融資する意向を日本政府がアメリカ政府へ伝えていたことがわかった。
昨年2月の首脳会談で、安倍首相が「リニア技術の導入を日米協力の象徴として提案したい。」と述べ、オバマ米大統領は関心を示したもよう。その後、両政府間での検討で、総工費が約80億ドル(約8,000億円)になるケースを想定した。
日本側は為替の変動などを踏まえて約1兆円にのぼる可能性があるとみて、JBICを経由した5,000億円規模の融資を提案している。両政府が協力を検討しているのは、米国政府が建設を検討しているワシントン―ボルティモア間(60キロ)。JR東海のリニア技術を念頭に置いているとのこと。これが実現すれば日本政府の対外融資で最大規模になる。
米国のリニア新幹線構想は、ワシントン−ニューヨーク−ボストン間(約730キロ)の3都市を結ぶものとしており、このうちワシントン−ボルティモア間(約60キロ)を早期開業区間としている。現在、この区間は約1時間かかるが、リニアを導入すると15分程度に短縮できる。
また、昨年に安倍首相がオバマ大統領と会談した時に、リニアモーターカーに関する特許技術を無償提供する約束をしていたことも判明した。昨年の7月に日本の米国債保有額が過去最高を更新しており、少なからずこの件も関係しているのではないだろうか。
(SOURCE:THE DIPLOMAT 「trans by KIKU」)