アメリカ

日本の自動車ブランド「スバル」アメリカでの売れゆき過去最高


 ≪地元メディアの反応≫
日本の自動車ブランドの「スバル」には、現在あらゆる自動車メーカーもが抱えたい悩みを抱えている。このところ、車が売れに売れているのだ。

スバル(富士重工業株式会社)の米国法人、スバルオブアメリカは7月2日、6月の新車販売の結果を公表。総販売台数は、6月としては過去最高の3万9235台に達したとの事。
この数字は、前年同月比は41.6%増であり、19か月連続で前年実績を上回った結果となっている。スバルの2013年上半期(1―6月)の米国新車販売は、前年同期比24.5%増の20万4597台と過去最高を記録。スバルオブアメリカのトーマスJ・ドール社長兼COOは、「我々の商品は広くアメリカ国内に受け入れられている。年内に発売するスバル初のハイブリッド車にも十分期待できる。」と語っている。アメリカ ニュースメディアスバルはこれまで日本国内ではニッチな市場で売れてきたブランドだ。世界販売台数こそ72万4000台と日本の国内乗用車メーカーの中では最小だが、実は純利益はトヨタ、ホンダ、日産に次ぎ4位の地位を確保。高い収益基盤を支えているのは、世界販売の約半分を占める、ここアメリカでの人気なのである。『レガシィ』や『フォレスター』など主力車には根強いファンが多く、日本国内でも熱烈なスバルファンのことを“スバリスト”と俗称で呼んだりするほどなのだ。

ここで、アメリカでスバル人気が根づいた理由について述べる。例えば2009年から発売している現行のレガシィは、サイズを北米市場向けに合わせて製造されている。日本の駐車場では狭くて止めにくいサイズといえば分かりやすいかもしれない。室内を広くして、車体全体のデザインもアメリカ人が好む大胆な仕様に変更した結果、シェアが伸び続けている。この思い切ったグローバル仕様化が、トータル的な販売台数を底上げにつながっているのである。

今後はアメリカの未来のスバリスト達にいち早く車を届けるべく、アメリカ国内の生産能力を増強する方針とのことだ。だが、スバルの特徴は国内生産。これは今も昔も変わらない。高い技術力と着実な収益性でこの時代を生き抜いてきたメーカーなのだ。国内外にて一目おかれる存在になって当然なのかも知れない。(Portagelife.com)


			
		

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