タイ

タイの成長率に期待する明治安田生命、タイ・ライフとパートナー契約


≪地元メディアの反応≫
日本の明治安田生命保険相互会社(以下:明治安田生命)は、タイで3番手の生命保険会社、タイ・ライフと戦略的パートナー契約を結んだ。今回、明治安田生命は70億ドル(US)を投資し、タイ・ライフの株を15%取得したという。
タイ 海外進出タイ・ライフの社長であるチャイ・チャイヤワン氏は「明治安田生命との協力により更に顧客ニーズを明確に把握し、世界的な生命保険会社へと成長してゆけるだろう。」と語る。

明治安田生命は日本の大手保険会社のうちの1社である。130年以上の歴史を持ち、海外への参入に関しても経験豊富である。既に米国、中国、インドネシア、ポーランドといった国々への参入を果たしている。
明治安田生命がタイへ興味を持つ理由は、生命保険の浸透率が低いことにあるようだ。現在、タイで生命保険を契約している割合は32%であり今年、タイ生命保険市場の成長率は17%と言われている。

ここ最近、日本国内が景気回復の兆しを見せていることによって合併・買収など、東南アジア参入に注力する日本の大手企業が益々増加している。国内成長の継続のため政府が経済のバランスを調整している中国企業と比べ、日本企業は長期的な投資が行ないやすいことも理由の1つのようだ。

タイは日本企業にとって、実に都合の良い投資先である。タイは中国の南部も含む東南アジア地方へ参入する足掛かりとなり、またASEANの高い成長率の恩恵にあずかることができる。
明治安田生命はタイ・ライフにそのノウハウを提供しつつ、生命保険市場の拡大が見込まれるアジアの成長を取り込む狙いとみられる。(The Nation)


			
		

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