タイ

日本の大手コンビニエンスストア「ローソン」が激戦区のタイに参入


 ≪地元メディアの反応≫

日本の大手コンビニエンスストアの1つである株式会社ローソン(以下:ローソン)は、2013年3月29日にタイのSaha Pathanapibulグループ(以下:Sahaグループ)との合弁事業を通じて、バンコク市内に「LAWSON 108」を3店舗同時にオープンさせた。
タイ 海外進出2012年11月、ローソンとSahaグループはSaha Lawson,Co.,Ltd(以下:サハローソン)という合弁会社を設立し、タイでの出店準備を進めてきた。
サハローソンの出資比率はSahaグループが50%、ローソンが49%、タイ三菱商事が1%である。

今回の店舗はSahaグループが展開する小型店舗108SHOPをLAWSON 108としてリニューアルオープンするもので、ローソンのインドシナ半島参入第1号店となった。

ローソンの広報担当者は「我々は、年末までにタイで50店舗のLAWSON 108を設立する予定である。」と述べている。
また、彼は「現在タイでの運用は順調であり、それに従って事業規模は徐々に拡大している。我々はコンビニ市場が更に拡大することを確信しており、またタイ国民も当社のコンビニエンスストアを歓迎するだろう。」と語った。

サハローソンの動きが活発化した要因は、フランスの大手企業であるCasinoが運営する「Big C」というスーパーマーケットが、タイで150店舗をオープンするという計画を発表したことによるものと思われる。

LAWSON 108は、約2,000種類もの製品を販売する。食品の中には「おでん」など日本のメニューが多く含まれているという。

タイには既に1万店舗を超えるコンビニエンスストアがあり、セブンイレブンやファミリマートといった競合が市場を占める中、今回ローソンは参入を果たした。
トップを目指すのは険しい道のりになると予想されるが、まずは日本を強く意識した品揃えによって差別化を図ってゆく戦略のようである。(just-food.com)


			
		

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