タイ

日清食品史上最大の投資額で工場を設立、海外事業展開に拍車をかける


≪地元メディアの反応≫
日清食品ホールディングス株式会社(以下:日清食品)は、バンコクの北部、パトゥムタニー県のナワナコン工業団地(6.7ha)に新しいインスタント麺工場設立のため12億バーツ(約38億円)を投資。日清食品CEO安藤宏基氏は「大規模な洪水など問題を抱えているが、タイは経済成長を続けている。今後成長が見込めると確信し今回の投資を決めた。また、これは日清食品20年の歴史の中で最大の投資である。」と述べた。
タイ 海外進出
ナワナコン工業団地の新工場では日清ブランドの麺製品を2ラインで生産、2015年までに8ラインまで増加する予定である。タイは他国と比較すると日本の投資家にとっては非常に価値のある市場である。タイと日本の関係は良好である上、ASEANは革新的な市場であり、事業拡大する上で非常に注目されている。

新工場で生産された製品は、シンガポール、香港、オーストラリアなど特定の市場に輸出される。更にはタイ、ミャンマー、インドネシア、ベトナムへと拡大したいと考えているとのこと。まずは2015年までにインスタントラーメン市場シェア10%を目指す。

日清食品だけでなく、調味料・食品大手メーカーのカゴメ株式会社、大手コンビニエンスストアの株式会社ローソンもタイ市場に参入、また、日本最大手の三菱UFJフィナンシャル・グループはアユタヤ銀行の株式を取得するなど日本企業にとって魅力的な市場であることは間違いなさそうだ。

タイ人の好みにあった製品開発を行うことで市場獲得を狙い、今後の海外事業展開に拍車をかけたい考えのようだ。(THE NATION)


			
		

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