ロシア

日本のうどんチェーン店、丸亀製麺がロシアに参入


≪地元メディアの反応≫
神戸に本社を構える株式会社トリドール(以下:トリドール)はモスクワで初のうどんチェーンを展開する予定である。この企業がヨーロッパ市場へ参入するのは初めてだ。

官僚システムや国の政策・法律などによって、ロシア市場は外国企業の参入が困難であるが、それでもトリドールは、2017年末までにロシアで100店舗の設立を目指すという。
ロシア 海外進出日本のうどんがロシアでも通用することを確かめるべく、2月1日、満を持してトリドールはロシアの首都に丸亀製麺を開いた。丸亀製麺はすでに中国、韓国、タイ、アメリカで店舗を設立している。

トリドールのロシア支社のゼネラルマネージャーである池光正弘氏は、ロシア参入の要因として、モスクワの人口はヨーロッパの主要都市の中で最も多く、そして比較的に速く経済発展を遂げるであろうことを指摘した。
また、池光氏は「寿司ブームがロシアでだんだん消えるにつれ、消費者は麺へと興味が移っていくだろう。ロシア人が本場のうどんの味を楽しんでくれることを願っている。」と述べた。

店内のシステムは日本での丸亀製麺店と同様で、モスクワ店も麺が作られ調理されてゆく工程を間近で見ることができる。こうした臨場感のアピールが受け入れられるかどうか注目すべきところだ。

現地のニーズに適応するため、日本でのメニューに存在しない、寿司・トンカツ・カレーなども販売する。価格は一般的なファストフードとほぼ同様だが、客が店内に並ぶ食べ物を取っていくセルフサービス型の和食店はロシアで初めての試みである。

店舗の立地は観光客が多く訪れ1年を通じて多くの人で賑わう地域だが、モスクワには既に日本食レストランがいくつも存在するため、話題作りや味の維持など今後の課題も多いのではないだろうか。(The Japan Times)


			
		

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