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ニュージーランド進出日本企業が来年開催のBMW ニュージーランド・オープンの主要スポンサーとして決定


地元メディアの反応

2015 BMW ニュージーランド・オープン」の組織委員会は1126日、「王子ホールディングス」、「住友林業」の2社を来年3月に開催される同オープンの大会主要スポンサーとして発表した。ほかにサポーティング・スポンサーとして「JTB」、「The Hills Golf Club」で唯一の日本人メンバーである古内亀治朗氏が経営する「古内亀治朗商店株式会社」、サプライヤー・スポンサーとして「アサヒビール」、サントリーグループの現地飲料メーカー「Frucor」社が紹介された。


海外進出 ニュージーランド 

クイーンズタウンの名門ゴルフコース「The Hills and Millbrook Resort」で312日から15日まで開催されるニュージーランド・オープンは、1907年に始まるニュージーランド最古の、賞金総額、参加者数ともに最大規模のゴルフ大会で、オーストラレーシアPGAツアー公認でもあるビッグイベントだ。

 

王子ホールディングスは日本で有数のパルプ・紙製品メーカーであり、40年以上にわたるビジネスを通じニュージーランドと良好な関係を築いてきた。ニュージーランドで植林から木材生産までを手掛けるPan Pac Forest Products Ltd.のオーナーでもある。ニュージーランド有数の大企業「Carter Holt Harvey Pulp and Paper」社の買収も決まっており、ニュージーランドでの王子グループの認知度アップを図る意味でも「ニュージーランドで最も高名なスポーツイベントを支援できて光栄」としている。

 

日本最大の木材建材商社である住友林業もニュージーランドとの関係は深く、半世紀以上にわたる経済交流の歴史を持っている。10月に設立30周年を迎えた同社100%出資子会社の「Nelson Pine Industries, Ltd.」の住宅内装材・家具材用の中密度繊維板(MDF)製造工場は、単一工場としては世界最大規模の生産能力を有するまでに成長している。「文化面での交流を強化する上で大きな意義がある」として大会への支援を決めた。

 

ニュージーランド・オープンでは前回から日本ゴルフ・ツアー機構(JGTOJapanese Golf Tour Organization)がトーナメント・パートナーとして参加している。提携二年目となる2015年大会には、日本人選手枠として全出場者の1割に相当する15人の出場枠が確保された。さらに大会の模様はゴルフ・ネットワーク・チャンネルを通じて日本の約800万世帯に中継放送される。日本の有名プロが多数出場することは、日本の大企業からハイレベルの支援を引き出せた理由の一つだろうが、協賛する日本企業にとってはニュージーランドと長い時間をかけて築いてきた関係も大きな理由となっているだろう。

 

大会組織委員長のJohn Hart氏も公式発表の席で、日本企業の協賛を「多くの場面でニュージーランドと日本の架け橋となっていくもの」と歓迎し、「ニュージーランドと繋がりがある日本企業とのパートナーシップを今後も継続したい」と率直に語っている。

 

いまやニュージーランド最大のスポーツイベントは、その支援なしには考えられないほど日本企業の貢献度が高まっているといえるだろう。

 

SOURCEYahooNZSporttrans by shimamori 」)


			
		

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