マレーシア

埼玉りそなと近畿大阪銀行、マレーシアのパブリック銀行と業務提携、現地法人へのサービス強化を急ぐ


≪地元メディアの反応≫

総資産で我が国第3位の「Public Bank Bhd.(パブリック銀行)」と日本の「Saitama Resona Bank, Ltd.(埼玉りそな銀行)」、「The Kinki Osaka Bank, Ltd.(近畿大阪銀行)」の3銀行が76日、マレーシアで事業を行う日本企業にパブリック銀行を通じて金融機能を提供することを目的に業務提携することで合意し、覚書を締結したと発表した。

 

マレーシア 海外進出

 

埼玉りそな銀行と近畿大阪銀行はともに、「Resona Bank Ltd.(りそな銀行)」の持株会社「Resona Holldings, Inc.(りそなホールディングス)」の子会社で、日本で総資産第5位のりそなグループの一員としてそれぞれ首都圏と関西地域で営業している。

 

これまでも、パブリック銀行は2013 5 月にりそな銀行と同様な業務提携を行い、海外提携銀行としての関係を築いてきたが、りそなグループとしての連携強化を図るため、埼玉りそな銀行、近畿大阪銀行も提携を決定した。

 

提携により、両行は顧客企業に対し、現地法人の口座や現地社員の給与振込口座など、パブリック銀行への口座開設を支援するほか、パブリック銀行宛に現地法人の借入などに対する補償手段として日本の銀行が発行するスタンドバイ信用状を発行するなど、現地での円滑な資金調達を支援できるようになる。

 

パブリック銀行は国内259店舗の他、カンボジア、ベトナム、ラオス、スリランカ、香港の5か国に124海外支店を持ち、リテール、中小企業に強みを持つ大手民間銀行。来年は創立50周年を迎える。提携により、埼玉りそな銀行と近畿大阪銀行は、我が国のみならず、パブリック銀行が海外支店を持つ5か国でも顧客企業にサービスの提供が可能となった。

 

埼玉りそな銀行は127支店を有する銀行で、東京の北に隣接し人口720万人を擁する埼玉県に126支店を展開している。一方の近畿大阪銀行も大阪府に122支店を有する地方銀行。両行は中小企業向けの小口金融サービスや個人向け住宅ローン、投資信託業務などに強みを持つ。

 

覚書では相互の利益となる事業機会の共同開発を行うことにも触れており、パブリック銀行は声明で今回の提携がパブリック銀行の顧客サービス向上に資すると述べているが、具体的な言及はない。日本の地方銀行のノウハウを導入して、我が国の中小企業への小口金融サービスなどに活かされれば提携の成果は大きなものになるだろう。

SOURCEBernamatrans by shimamori 」)


			
		

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