マレーシア

豊田通商がアジア・オセアニアで最大の鉱山開発プロジェクトに投資


≪地元メディアの反応≫
日本の総合商社の豊田通商株式会社は、マレーシアのシリカサンド採掘・精製会社であるトレンガヌ・シリカ・コンソーシアム社に20%出資することに合意をした。

豊田通商は、シリカサンドを年間約55万t取引しており、これは日本国内取引シェアの50%を占めている。今回の新たな投資は、アジア・オセアニアの鉱山事業への進出を狙っており、これは、マレーシアの日本企業では初の試みとなる。

マレーシア 海外進出

マレーシアの鉱山から日本、台湾、韓国をはじめとするアジア・オセアニアの顧客に供給することが期待される。また、現在の取扱量と合わせて、アジア・オセアニア地域における豊田通商のシリカサンドの取引量を年間で約200万tの取り扱いを目指すという。

シリカサンドは、ガラス・鋳物用鋳型・半導体・壁材などの幅広い分野で取り扱われる原料である。日本、台湾、韓国、東南アジア諸国での需要は安定した成長を示している。豊田通商はその重要な原料を、より安定的に供給するために、既存のオセアニア2社に次ぐ第3のソースをマレーシアで確保し、今後の拡販を狙っている。

また、この第3のソースを確保することで、当事業のパートナーである株式会社トウチュウ (以下トウチュウ)と共同でシリカサンド事業における川中分野への拡大を進めいくという。

今回のプロジェクトにより、採掘や輸送のコストが約半分で済むマレーシアに拠点を確保することで、割高だったコストを下げて価格競争力を向上させ、同時に安定供給する狙いのようだ。
(YOUR INDUSTRY NEWS)


			
		

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