インドネシア

建設機械レンタルの「カナモト」、4月からインドネシアで事業開始


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北海道の札幌に本社を置く建設機械リース業大手の「株式会社カナモト」は、海外進出、とりわけ東南アジア最大級のマーケットであるインドネシアへの進出を図るため、今年、最大200万米ドル(約23,500万円)を投資するということだ。

 

インドネシア 海外進出

 

インドネシア進出にあたって「カナモト」は、昨年10月インドネシアで現地法人カナモト・インドネシアを設立した。カナモトにとって香港、上海、シンガポールに次ぐ4番目の海外進出拠点ということになる。外資のレンタル業に対する規制が多いため、まず4月から新品・中古の建設機械販売を開始する。インドネシアの重機販売会社「プロベスコ・ディサタマ(Prabesco Disatama)」をパートナーとして、カナモトが主に中古の建設機械を輸入、プロベスコに販売し、プロベスコが現地企業にレンタルする。

 

「インドネシアの建設機器リース業界の需要の応えるために事業を立ち上げた。まずは小規模なところからスタートしたい」と「プロベスコ・ディサタマ」社のSaripin Taidy社長は123日の声明で述べている。特に重機レンタルの需要は市場予想が困難なため、建設機械の需要動向を見た上で徐々に投資額を増やしていく。

 

プロベスコ社のような重機販売会社は、インドネシアの鉱工業分野の不振の中で、利益拡大の見込める事業ターゲットとして、インドネシア政府の主導するインフラ整備などの公共事業に注目してきた。カナモトとプロベスコ社が当面関心を向けているプロジェクトとしてはジャカルタ市の高速鉄道建設工事などが考えられる。

 

Saripin Taidy社長によると、インドネシアは今年、東南アジアの建設業界で最大のマーケットになり、東南アジア全体の建設工事の60%がインドネシアで行われるとの予測もあるということだ。予測通り進めば、201910月期の海外売上高比率を10%に高める目標を設定しているカナモトの対インドネシア投資には光明となるだろう。

 

SOURCEInvestor Dailytrans by shimamori 」)


			
		

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