インドネシア

日本とインドネシア、イノベーション提携強化を模索


 ≪地元メディアの反応≫
三日間にわたる日本とインドネシアのイノベーション会議で、福田康夫元内閣総理大臣とインドネシア副大統領ユドヨノ氏は両国間の戦略的パートナーシップの設立を提唱した。地球環境の急激な変化によって、対象となる技術革新を必要としている。また両国は政治家、学者、ビジネスマン、政府関係者、さらには一般市民からの対策や施策が十分に必要であると確信している。
インドネシア ニュースメディア福田氏はマイクロソフト社やアップル社などのハイテック企業を引用し、創造力を育てるには強いシステムが必要だが、それだけでなく長期戦略と人のサポートもイノベーションと創造力にとって欠かせない存在である、ということを強調していた。それと同時に、中小企業が基礎的な技術を持つこともこのような文化を形成するには必要な一環である、と彼は考えている。「Kosen」(独立高等専門学校機構)は卒業した中学生を対象として設定した5年専門学校学歴システムであり、福田氏はこれを引用して、日本がこれによって良い教育政策を制定できると考えている。

日本-インドネシア連合会のデータによると、1992年以来、300名のインドネシア学生が日本の「Kosen」に参加している。さらに、インドネシア政府は、自然科学の教養のある学生よりも、社会科学の教養がある学生をもっと注目すべきであり、彼らが国家のイノベーションを動かすことができるからだと、福田元内閣総理大臣は言った。

現在、インドネシアは開発段階にある。ユドヨノ氏は、他の何よりも知識、革新と創造性がこの段階ではさらに経済成長をもたらすと考える。革新的なアイデアで知られている日本をインドネシアに有利な国とみなしているのは、インドネシアがこの新しい道に乗り出すからだ。

学者、ビジネスマンや政府役員が参加するこのコンベンションは、主に8つのイノベーションクラスターに集中している。それは、情報や通信技術、持続可能なエネルギー、バイオテクノロジー、健康、創造的産業、交通システムやインフラ、材料、スマートコミュニティや起業家精神と政策だ。(The Japan Times)


			
		

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