インドネシア

古河電池が自動車用バッテリーの合弁会社を設立、海外の生産拠点はタイに続く2カ国目


地元メディアの反応

日本を拠点とする電池メーカー古河電池株式会社は、自動車市場が力強く成長するインドネシアでの事業拡大計画の一環として、新たに2,000万ドル(約20億円)を投資する。

 

インドネシア 進出

 

合併会社は古河インドモービル・バッテリー・マニュファクチュアリング(FIBM)と古河インドモービル・バッテリー・セールズ(FIBS)で、古河電池は2つの合併会社の各51%、残りの49%はインドモービルが出資している。

 

自動車バッテリー「FB(フルカワバッテリー)」を製造し、全国8,000か所に販売店を運営するインドモービルがそれを取扱い、インドネシア国内の多くの車に「FB(フルカワバッテリー)」が使用することを契約の一環とした。

 

現在は西ジャワ州プルワカルタに電池生産工場を建設中、今年半ば頃に完成する予定とのことだ。プルワカルタ工場は従業員最大300人の採用を計画しているとのことで、雇用面での経済効果も期待ができるのではないだろうか。

 

「工場の完成後は、主な焦点は国内市場になります。私たちは、 製品の輸出を検討する前に、まず国内市場の評価が先決となってくるだろう」と代表者のDhanu Sugih氏が明らかにした。

 

一方、 FIBMディレクターの太田真一郎氏は、インドネシア市場に参入する企業の動きがインドネシア経済の堅調な状態によるものであったと述べ、インドネシアの自動車関連製品の需要はアジアで最も高い水準にあることを付け加えた。

 

古河電池は自動車、オートバイ、航空機、発電所、建設機械、公共交通機関や宇宙船用の電池を生産し、古河グループの重要な一部となっている。

 

インドネシアはタイに次ぎ、東南アジアにおける古河電池の第二の製造拠点となる。現在、古河電池はタイで33%を占める自動車用バッテリーのトップシェアを保持。2017年までには1,000億ドル(100億円)の総売上高を目標としている。

 

自動車市場が成長するここインドネシアでも自動車用バッテリーのトップシェアを獲得し、ブランドを浸透させることが出来るだろうか。雇用面での貢献も加えて期待したい。

 

SOURCEThe Jakarta Post 「trans by Chinatsu」)


			
		

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