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インド
シヤチハタがインド市場に本格参入
≪地元メディアの反応≫
日本の大手文具メーカーのシヤチハタ株式会社(本社:愛知、以下:シヤチハタ)はインドの「Artline(India)Pvt. Ltd.」(以下:Artline)を通じてインド市場への参入を発表。シヤチハタは2011年にインドの大手文具・画材メーカーである「Camlin Limited」の株式を過半数取得したコクヨ株式会社(以下:コクヨ)に続くインド市場参入2番目の大手文具メーカーとなる。
シヤチハタ関係者は「この15年間、チェンナイ近くの工場で生産し輸出することに注力していたが、今後はインド国内市場に注力していく。」と説明。また、Artline社長Biju Oommen氏によると「インド国内の文具市場は700億インドルピー(約1,100億円)と予測されている。更には12%の成長が期待出来るといい、今後3~4年間で市場シェア20%獲得を目指す。」とインド国内に着目した見解を述べた。
Artlineはチェンナイ工場でペン、クレヨン、パステルクレヨンなど国内市場向けの製品を生産。また、この工場の生産能力は1ヶ月でペン3万本とのこと。そして同社は30都市を対象に200の販売業者と文具店50,000店舗で販売していきたいと考えており、更には200都市へと拡大していくという。
シヤチハタは1925年に設立、朱肉やスタンプ台を使わない浸透印として有名である「ネーム印」の発明をした日本を代表する文具メーカーであり、昨年の売上は世界75ヶ国で1億7,000万ドル(約174億円)に上る。日本の高品質な文具を携え、更なる海外事業拡大となるか注目していきたい。
(SOURCE:Business Standard「trans by CHIKA」)