インド

沖電気工業がインドのATM市場に参入


≪地元メディアの反応≫

沖電気工業株式会社(本社:東京、以下:OKI)は、インド最大手のインドステイト銀行(以下:SBI)に紙幣還流型ATM(現金自動預け払い機)ATM-Recycler G7」の納入を開始したと発表。

【523】インド-0126-OKIは、インドのATM市場に参入

SBI200年の歴史を持ち、インドマハーラーシュトラ州ムンバイに本社を置く国有企業である。また、201312月時点での資産は3,880億ドル(39兆円)、インドで唯一フォーチュン・グローバル500 (Fortune Global 500)にランクインしている銀行である。SBIグループはATMCD(出金専用機)を約39,000台運営、顧客満足度を第一に考え、インターネットや携帯電話など様々なチャネルを通じて顧客の利便性を高めることに注力している。そこでSBIOKIの「ATM-Recycler G7」を試験運用し、高い信頼性とリサイクル(紙幣還流)機能への将来の拡張性を評価し今回の導入となったようだ。

 

OKI1881年に設立された日本の大手通信メーカーであり、中国と日本のATM市場でトップシェアを誇っており、「中期経営計画2016(20131112日発表)において海外での新規ATM市場開拓を最重要な経営戦略の一つに位置付けている。また、中国、ロシア、インドネシア、そして昨年5月のブラジルに続き今回のインド参入となり、OKIが目標とするグローバルATM市場40%シェアへ向け着々と開拓は進んでいるようだ。

 

インドのATMCD(出金専用機)の稼働台数はアジアでは中国、日本に次いで第3位の14万台であり、2016年には約2倍に増加すると見込まれている。OKIは今回の参入を機に紙幣管理・運用管理の効率化に貢献するATMを携えインドATM市場シェア25%を目指す。SBIとの提携がOKIの更なるグローバル展開に向け、大きな「足がかり」になると言えるのではないだろうか。

SOURCEBusiness Wiretrans by CHIKA」)


			
		

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