インド

ソニーがインドを第3位の市場にするべくスマートフォン事業強化に乗り出す


≪地元メディアの反応≫
ソニーは昨年「Xperia」の新シリーズを発表、急成長が見られるスマートフォン事業においてインド市場シェア獲得を目指していくという。ソニーの国別売上高は、中国、アメリカ、日本に次いでインドが第4位であり、近い将来日本を追い抜きインドを第3位にすべく戦略を立てていくとのこと。

【512】インド-0109-ソニー・日比賢一郎氏:インドを第三大市場に

「昨年1年間でスマートフォン市場シェアは4%から10%に成長、今後は20%~25%を目標とする。」と、ラスベガスで開催された世界最大の家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー」でソニー・インディア社長日比賢一郎氏は意気込みを語った。

 

インド国内のスマートフォン市場は韓国の「Samsung」が30%、「Micromax(マイクロマックス)」が25%、続いて「Karbonn(カルボン・モバイル)」アメリカの「Apple」、「ソニー」が約10%となっている。今後はソニーが目標とする20%~25%に到達するためラインナップの拡充などに注力していく。

 

また、商品別では薄型テレビ「ブラビア」がインドでの売上高35%を占めており、スマートフォン事業は30%と後を追う形となっているが、日比氏はスマートフォン事業強化のため投資を拡大していく計画であることも示唆し、2014年から2015年の間にはスマートフォン事業はテレビ事業を追い抜くと予測されている。

 

現時点では1種類しか「スマートフォン」は販売されていないが、市場獲得に向け今年中に10種類以上を発表する予定である。

 

インド国内ブランドと比較するとソニーの製品は「高価な製品」であるといえる。インドでの市場シェア獲得のためには、価格に勝る付加価値で勝負していくことがソニーの市場開拓のカギになるのではないだろうか。

(The Economic Times)


			
		

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