インド

ソニーのスマートフォン事業が好調、主力のテレビ事業を上回るか


≪地元メディアの反応≫
大手家電メーカーのソニーインディア(以下:ソニー)は、インド国内で同社主力製品であるLEDテレビ事業をスマートフォン事業が追い抜く勢いであると見込んでおり、スマートフォン事業にさらに注力していく考えであるという。
インド 海外進出同社によると「BRAVIA LEDテレビ」は20%の売上増、それに対し「Xperiaスマートフォン」の売上高は、前年同期(4月~8月)と比較すると5倍増となっている。スマートフォン事業の収益は、2012年~2013年はわずか10%だったのに対し、現在では総売上高の35 %を占めており、テレビ事業を追い越すことが予想されている。また、今後『Xperia Z1』のような新モデル発表後は、さらに売上増が見込めるとのことだ。ソニーがスマートフォン事業メインの会社になるための大きな変革である。インドでのスマートフォン市場獲得競争は非常に激しいが、ソニーはサムスン、アップルと並ぶ上位TOP3に入っている。さらに上位を目指したい、とソニーインディア社長の日比氏は意気込んでいる。

最近ソニーが好調な理由は「Xperia Zシリーズ」をはじめとするプレミアムモデルの販売を開始したからだと考えられており、今後もプレミアムブランドとしてのソニーを前面に押し出していきたいとしている。また、同社は経営陣の異動も行い万全を期す体制だ。そしてスマートフォン事業の拡大をするため今年度末までに「Xperia」のフランチャイズ店を200店舗展開していく予定である。すでに試験的に出店中の30店舗は、アップルストアやサムスンのスマートフォンカフェと同様の形態にて出店している。

インドは、ソニーにとって中国、アメリカ、日本に続く4番手の市場である。いま日本経済は回復しつつあるとはいえ、人口12億人のインドが日本を追い抜き、TOP3の市場に食い込んでくる可能性も大いに考えられるのである。(The Economic Times)


			
		

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