インド

日本の小売業者ユニクロ、アーヴィンドを通じてインドに参入か


 ≪地元メディアの反応≫
インドに日本のブランドを普及させるため、大手小売業者ユニクロは、インド国内で十分に確立した小売業者アーヴィンドと提携しショップを始めようとしていると、TOIは述べた。

ユニクロは”ユニークな衣類”の略語で、日本最大級の服装小売業者である。日本で845店舗、シンガポール、英国、米国を含める他の区域で292店舗があり、流行の商品を低価格で積極的に販売しているブランドとして広く認識されている。
世界的に見ると、株式会社ユニクロは、スウェーデンのH&M(ヘネスとマウリッツ)と、ZARAとベルシュカなどのブランドを所有しているスペインのインディテックス社と、アメリカのカジュアルウェア小売業者ギャップ社が競合といえる。
インド ニュースメディア
昨年末には、イギリスのファッション小売業者のデベナムズ・ネクスト・アメリカンライフスタイルブランド”ノーティカ”のインドでの事業をプラネット・リテールから買収するなど、ユニクロはインド市場に対し積極的な動きを見せている。
ユニクロはグループ内で、2020年までに5万億円(約610億ドル)の社内目標を掲げており、インド進出はこれを達成することにも役立つであろう。

一方、インドで最大の小売ブランドの一つであるアーヴィンドは、ユニクロの他にも様々な国際的なパートナーとのライセンス関係を持っており、730店舗と650ショップ•イン•ショップのカウンターのネットワークを運営している。
アーヴィンドのライフスタイルブランドは、グローバルなサーフウエアブランド”ビラボン”の設立を計画しているという。

インドに参入するブランドは株式会社ユニクロだけでなく、日本のファッションアパレル会社の株式会社ワールドもインド国内でのパートナーを探すべく、製品のテスト販売をしていた。インドで販売を開始するブランドはクチュールブローチ、ホットビート、オゾックとオペークなどの予定であるという。

小売におけるFDIのために、新たに導入された自由化政策は、確かにインドで店を設立する海外の小売大手から利益を集めた。
最近では、イタリアの高級ブランド•ヴェルサーチ19.69 Abbigliamento SportivoはVC/エンジェル資金の10ドルMnを高めるためにMajgentaファッションと提携し、リライアンスブランドは、イタリアアパレルメーカーのジーンズブランドGASを所有しているGrottoとの提案したJVの管理権限で50%の株を取得することを計画している。
また、アメリカの高級衣料品小売業者ブルックスブラザーズも、インドで店舗をセットアップする許可をFIPB(外国投資促進委員会)から受けているという。

相次ぐ海外企業の参入で、インドアパレル界は今後どう変化していくのだろうか。(DealCurry)


			
		

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