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イギリス
ユニクロが「キャス・キッドソン」を買収し欧米での事業拡大を狙う
≪地元メディアの反応≫
日本のカジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングが、人気雑貨ブランド「キャス・キッドソン」を買収する交渉を進めていることが分かった。買収価格は2億5000万ポンド(約425億円)程度と見込まれている。
この買収は頭打ちの日本市場を補うのが狙いだろう。ファーストリテイリングは2013年8月期連結決算で1兆円を超えた売上高を5兆円にまで伸ばす目標を掲げており、欧米での事業拡大に力を入れている。
キャス・キッドソンは花柄などをデザインした雑貨や衣料で日本でも人気がある。買収にはフランスの高級ブランドグループ「モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン」(LVMH)なども関心を示しているという。
日本での現展開はサンエー・インターナショナルが行っており、すでに日本でも、東京・大阪を中心に32店舗展開している。日本での事業展開会社は、当初、ユナイテッドアローズが主となって展開していたが、2011年春夏シーズンよりサンエー・インターナショナルが日本における輸入販売事業を承継して展開している。これに関してもユニクロの動向が気になるところだ。
ファーストリテイリングは、アジア最大級のファッション小売業者であり、世界への事業拡大を狙っていることから今後も注目するべきブランドだ。
(SOURCE:Retail Week 「trans by KIKU」)