中国

ローソンが日本の人気アニメをテーマにしたコンビニ5店舗を上海でオープン


≪地元メディアの反応≫
現在、上海のコンビニ市場は飽和状態となっている。市場競争が激しいため、企業が差別化を求めている中、アニメとのコラボレーションは最も人気が高く優位と思われている。

そのような中、7月22日に日本大手のコンビニチェーンのローソンは、日本で大人気のアニメ「NARUTO」をテーマにしたコンビニを、上海で2ヶ月間という期間限定で5店舗同時にオープンした。ローソンは以前にも、同様に日本で人気の高いウルトラマン、名探偵コナン、ワンピースなどのアニメをテーマにしたコンビニを展開し、成功させた。
このような「アニメ」とのコラボレーション企画によって、新たな「コンビニ戦争」が始まっている。
中国 海外進出話題のローソン中山东一路店に訪れると、アニメの雰囲気をたっぷりと感じることができた。
財布、クリアファイル、アイマスクなどオリジナルグッズが陳列され、冷蔵庫や壁にキャラクターのポスターが貼られている。また、設置されているモニターにはNARUTOの動画が流れ、コスプレイヤーと記念写真を撮ることもできる。
「55元はちょっと高いですけど、すごく気に入って買っちゃった。」とNARUTOファンの鄒さんは、NARUTOアイマスクを購入できた喜びを語る。

マイティメディア株式会社国際部総監の朱芳宜氏は「NARUTOは中国でよく知られている、人気の高いアニメ作品だ。今回の2ヶ月限定店舗は仕組みが斬新で話題性もあるため、中国ファンはグッズの購入意欲が高まっている。」と述べた。

同じく日本大手のコンビニであるファミリーマートも、アニメとのコラボレーションの先駆者である。建国中路交差点にあるファミリーマートは今年の6月に「ワンピース」一色だった状態から、「ドラえもん」一色へと変貌した。ドラえもん関連商品が陳列され、ピンクのどこでもドアを開いて店内に入り、その世界に飛び込むような気分だ。

コンビニ市場は2005年頃から既に飽和していると言われ、現在はますます競争が激しくなっている。特に上海はコンビニが6400店舗以上もあり、半径100メートルの円の中に少なくとも5店舗のコンビニがある計算となる。

高密度、高い土地代と人件費により、コンビニ業界は非常に厳しい状態に向かっており、その中で多様化とブランディングをより重視する動きが広まっている。
個性が求められるコンビニ新時代に向かって、第2弾のコンビニ戦争は既に始まっている。(东方早报)


			
		

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