中国

日本のコンビニエンスストアチェーン ローソンの海外事業が、来年黒字化の見込み


≪地元メディアの反応≫

日本のコンビニエンスストアチェーン ローソン株式会社は、中国へ20年前に参入。これまで苦労してきた中国での成長にけん引され、海外事業が来年には黒字になる見込み。


中国 海外進出

 

代表取締役の竹増貞信氏は、これから海外出店が加速していくだろうとインタビューで語った。

今後3年間で、上海地域を中心に、約1,000店舗に拡大予定。

 

ローソンは1996年、中国に第1号店をオープンしたが、日本での成功とは程遠い結果となってしまった。現在、中国のローソン店舗は約690まで拡大。

 

「我々は、最終的に上海地域での店舗数が、500店舗を突破しました。コンビニエンスストア事業にとって、このスケール感を超えると、サプライヤーや不動産事業者との関係性を含め、事業に変化が起こります。」と竹増氏が述べた。

 

ローソンは、20172月期には、海外事業で約29億円の営業損益が出る見通し。

 

ローソンは他のライバルに遅れを取っている。セブンイレブンは、世界中に40,000店舗を展開。ファミリーマートは台湾の3,000店舗を含む、5,900店舗を海外に出店。

 

ローソンは、中国、インドネシア、タイ、フィリピン、ハワイに約790店舗しか出店していない。

 

竹増氏は、ベトナム、マレーシアなど、他の東南アジア諸国に参入する機会を探していると語った。

また、現在は明確なプランはないものの、ヨーロッパや米国への出店の可能性を検討していると述べた。

 

竹増氏は、三菱商事で彼のキャリアをスタートさせた。

 

竹増氏に日本の消費者心理について尋ねたところ、経済を取り巻く不確実性を理由に、「楽観的な見方は出来ない。」と述べた。

今後ローソンが日本国内外でどんな事業展開をしていくのか、注目していきたい。

  

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