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中国でシェアを広げる日本の乳酸菌飲料「ヤクルト」の魅力


 ≪地元メディアの反応≫
今年2月28日、日本の大手乳酸菌飲料メーカーである株式会社ヤクルトは重慶支店を開設し、スーパーなどの店頭で「ヤクルト」の販売を開始した。ヤクルトは同社が手がける乳酸菌飲料である。

天津ヤクルト株式会社の平野社長は「腸はさまざまな健康状態との関連性があり、人々は健康維持のため『腸の知識』をより高めるべきである。特にプロバイオティクスに関する知識は有益である。」とインタビューで強調した。
今年ヤクルトが重慶市場に全面的に参入を果たしたことで、地元の消費者に健康で安全な乳酸菌飲料をもたらすだけでなく、人々が腸の健康をより理解し、健康管理の一環として重要視するようになるだろうと予想される。

腸は人体で最も酷使する器官だといわれ毎日の食物の消化と栄養吸収のほか、重要な免疫器官でもある。近代的な医学によって、人体の免疫細胞の60%-70%は腸に集中しているといわれている。腸は健康状態に大きく影響し、それを維持するにはフローラバランス、つまり有益菌を保持することが重要である。
中国 海外進出世界的に有名な活性乳酸菌ドリンク”ヤクルト”が、中国の重慶に参入するに伴い、多くの消費者たちが注目した。また健康ドリンクとして好まれるだけでなく、人々に対し「腸を守る」という新しい概念をもたらした。

また、ヤクルト工場は無料で見学することができ、これによって製品に対する安心感も提供している。
ヤクルトの全生産過程、原材料の輸入・バクテリアの培養と調和、容器の形成、充填・出庫まで、すべてのプロセスが規則正しく専門技術を駆使して行なわれる。工場での全過程は機械生産を採用し、全く雑菌を寄せ付けない状況で製品の充填を行い、人が製品を触れるリスクを極度に減らしている。

ヤクルトは中国の乳酸菌飲料市場では43%のシェアを占める。
上海食品学会秘書長である陳潔氏によると、近年、中国での健康食品ニーズが高まっているため乳酸菌飲料も非常に注目されるという。2012年の統計データによると、乳酸菌飲料市場は大幅に成長している。参入するブランドが徐々に増加していったにも関わらず、ヤクルトは安全で優れた製品および健康理念で多くの消費者の信頼を獲得しており、今後も市場シェアの増加が見込まれている。

ヤクルトの研究チームは長年、製品の科学性と安全性の模索に力を尽くし、毎年ヤクルトに関する多くの研究論文と臨床検証結果はトップ国際誌に発表され、ヤクルトはグローバルに広く認められている。現在、世界31カ国で2,800万人にヤクルトが飲まれているという。ヤクルトは単なる飲み物ではなく、プロバイオティクスと腸の健康を守る先駆者であると言える。

ヤクルトの中国事業は、2015年までに27カ所の販売拠点を開設するという計画に沿い、現在24カ所まで販売拠点を拡大した。
この計画によって今後、より多くの消費者が簡単にプロバイオティクス健康法を楽しむことができるようになるだろう。またそれによってヤクルトは腸の健康維持の促進に対し、中国で大きな役目を果たすであろうと期待される。(news.hexun)


			
		

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