中国

ユニクロの委託縫製工場でストライキ、長期化によるブランドのイメージダウンを恐れ早期解決に圧力


≪地元メディアの反応≫

世界的カジュアル衣料品ブランド「Uniqlo(ユニクロ)」が商品の生産を委託しているShenzhen深圳)市の縫製工場で、300人以上の労働者が、「経営者が一方的に工場閉鎖を決定した」ことに抗議して、2週間以上にわたってストライキを行っていることが分かった。

 

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ストライキを起こしているのは、ユニクロが商品の生産を委託している「Lever Style Inc.(利華製衣集団)」の縫製工場「Shenzhen Artigas Clothing & Leatherware Co.,Ltd.(慶盛服飾皮具)」の従業員で、経営者が2か所の工場を1か所に集約するにあたり、一方的に工場閉鎖が決定され、別の工場への移籍を強制されたとして、移転に関して正当な交渉を行うよう求めている。

 

ユニクロの事業を統括する持ち株会社「Fast Retailing Co.,Ltd.(ファーストリテイリング)」によると、従業員は総勢約900人で、このうち500人は移籍先の工場で通常通り働いている。残りの400人のうち一部が移転に反対して旧工場に残っているが、正確な人数などは把握できていないということだ。

 

工場を運営する「Lever Style Inc.」の担当者は取材に対してコメントを拒否しているが、ユニクロ側は617日付で平和的な解決を求める声明を出した。

 

声明では「人権の尊重と適正な労働環境の維持を重視する観点から事態を懸念している」と述べ、Lever Style社の経営者に対して「従業員との十分な対話による平和的な解決」を求めている。さらに事態が速やかに改善されない場合には、契約解除を含めて厳正に対応する方針だという。

 

労働者側は会社がいまだ団体交渉に同意していないことに抗議している。彼らは公共交通機関を利用して20分ほど離れた移籍先の工場で新たな就労契約を結ぶ前に、会社が社会保障費や残業代、有給休暇の未消化分などに対して正当な支払いをするよう要求しているが、会社側からの回答はない。

 

中国の労働者は近年、労働者の権利を求めて次第に多くの集団抗議行動を展開するようになっており、今年1月以降だけで1,000件以上のストライキなどの集団行動が発生している。

 

労働者の行動に対して事態の一方の当事者であるLever Style Inc.」は現状では対応を拒否している。しかし、生産を委託する側のユニクロは長期化によってブランドイメージに傷がつくことを恐れ、いち早く対応した。労働者にとっても契約解除をちらつかせるユニクロの早期解決への圧力が頼りの状況だ。

 

SOURCETaiwan Newstrans by shimamori 」)


			
		

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