中国

野菜ジュース最大手「カゴメ」が杭州市の子会社を清算。上海への事業一元化で再起なるか?


≪地元メディアの反応≫

日本の野菜ジュースメーカー最大手の「Kagome Co.(カゴメ株式会社)」の子会社で浙江省のHangzhou(杭州市)に本拠を置く「Kagome Hangzhou Foods Co., Ltd.(可果美杭州食品)」は36日、本紙の取材に対して、会社が清算手続きに入っていることを認めた。事実上の倒産と受け止められている。

 

中国 海外進出

 

Kagome Hangzhou Foods Co.」の担当者は「中国本土で十分な市場シェアを獲得することができなかった」ことを会社清算の理由として述べた。今後については「Kagome Shanghai Beverage Co.(可果美上海飲料)に機能を移して、中国での販売網を拡大していきます」と、中国での事業を断念したわけではないことを強調している。

 

カゴメは同時に、中国で最大の台湾企業「Tingyi (Cayman Islands) Holding Co.(康師傳)」と協力して、カゴメ製品の中国内のデパートやスーパーマーケットへの流通を拡大することも発表した。同社は中国における即席ラーメンのシェア1位、飲料部門でも2位の食品メーカーで、アサヒビールをはじめ多くの日本企業と提携している。

 

「可果美杭州食品」はカゴメ61%、康師傳29%、伊藤忠10%の出資で2005年に設立された。翌年から野菜・野菜果実飲料、主にトマトジュースと人参ジュースの生産販売を開始し、健康志向の強い都市部、特に上海市場を中心に「可果美(カゴメ)」ブランドの確立を目指してきた。

 

しかし、8年後の2014年でも売上高はわずか1,800万元(290万米ドル)で、2013年と比較して61%も落ち込んでいる。「Shangpu Consulting Co.」のデータによると、2014年上半期の中国市場での野菜ジュースの総売上高は554億元にもなる。可果美杭州食品の売上はあまりに少なかった。

 

中国での野菜ジュース事業を上海の1社に集約して再出発を図るカゴメだが、今後はブランド、商品、マーケティング手段を全面的に見直し、中国人消費者のニーズに合わせた事業展開へと修正を図るという。

 

添加物ゼロの安全で栄養価の高い「可果美(カゴメ)」ブランドの確立と売上増大の両立には、なお時間がかかりそうだ。

 

SOURCEShanghaiDailytrans by shimamori 」)

 


			
		

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