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日本電気株式会社、中国の万向グループから1億米ドルで大規模蓄電システム事業を買収


≪地元メディアの反応≫

日本の日本電気株式会社(本社:東京、以下:NEC)は、中国の万向(Wanxiang)グループ・A123システムズの大規模・大容量蓄電システム事業(電力会社や企業向けのシステムインテグレーション事業部門)を1億米ドル(約102億円)で買収すると発表した。

 

中国 進出

 

また、6月からNECの新会社「NEC エナジーソリューションズ」として、事業を開始することも発表した。さらに、NECは、今後も成長している中国市場に対応するために各関係会社との合弁会社を設立する予定とのこと。

 

この買収により、NECは、電力会社向け蓄電システム事業で世界トップクラスになった。顧客のニーズにあったシステムを構築するA123 Energy Solutionsの蓄電SI力と、NECICTにおけるグローバルかつ総合的なSI力やリチウムイオン電池のコスト競争力を組み合わせることで、蓄電システム事業を強化すると述べている。また、「A123 Energy Solutionsが持つ電力会社および企業の顧客基盤とNECの通信事業者、企業、官公庁などの顧客基盤を融合することにより、スマートエネルギー事業の広範かつグローバルな展開を強力に推進する。」と発表している。

 

さらに、NECはクラウド基盤などICTと大規模蓄電システムを連携させたサービスなど、新たな事業も含めた拡大を狙っているようだ。

 

NECは「今後も、再生可能エネルギー導入による発電量変動の解決などのため、エネルギーソリューションの提供や新たなエネルギーサービス事業の創出に努め、より強固で安定したエネルギーインフラの実現に貢献していきます。」と述べており、これには大変期待できそうだ。

SOURCEBOSTON BUSINESS JOURNALtrans by KIKU」)


			
		

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