中国

サントリーホールディングスが中国の飲料会社と合併会社を設立し販売拡大を狙う


≪地元メディアの反応≫

サントリーホールディングス株式会社(本社:大阪、以下:サントリー)は中国で清涼飲料の販売拡大を行う。それに伴い、現地の果汁飲料大手、中国匯源果汁集団(本社:北京、以下:匯源果汁)と年内にも合弁会社を設立し、匯源に一部出資すると発表した。

中国 海外進出

清涼飲料でも独力のままで内陸部を含めた中国市場全体を開拓するには限界があると判断し、独自のブランド展開を見直し、事業拡大を急ぐためにも今回の会社設立に至ったと思われる。サントリーは、提携先の清涼飲料の販路を生かし中国全土でのブランド定着を目指すという。

 

サントリー(上海)食品貿易の株式の50%を匯源に売却した後、販売会社を母体として折半出資の合弁会社を設立するとの発表もある。だが、サントリー側が取締役にあたる董事の過半数を派遣して経営の主導権を握ることになっている。

 

上海の製造子会社も併せて匯源に売却する。売却総額は約20億円。サントリーは売却資金を匯源の株式取得に充て、12%を出資し、中国全土に500を超える営業拠点をもつ同社の販路を活用し、合弁会社設立から2年後に清涼飲料の販売を現在の倍の2,000万ケースに伸ばす計画もあるようだ。

 

日本企業はキリン株式会社が2011年に小売りや飲料などの華潤創業と合弁会社を設立。アサヒビール株式会社は中国食品最大手など設立した合弁会社を通じて2012年に米ペプシ社の中国ボトリング事業を買収するなど、現地の有力企業と組んで巨大市場の開拓をめざす動きが広がっている。

SOURCEGLOBAL TIMEStrans by KIKU」)

 


			
		

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