ブラジル

ゲームメーカー大手の任天堂、高率関税障壁でブラジル市場から撤退


≪地元メディアの反応≫

日本のゲームメーカー「任天堂」の現地代理店「Gaming do Brasil」は、ブラジルの電気製品やビデオゲーム機などに対する高率な輸入関税のために、任天堂がブラジル市場から撤退することを発表した。

 

これまで「任天堂3DS」や「Wii U」などのゲーム機と関連ソフトを販売していた代理店は、高い関税とブラジル国内に製造施設を保有していない現状では、これ以上任天堂製品の輸入販売を継続できないという。任天堂のブラジルへのゲーム機、ゲームソフトの販売停止という決定は、他のラテンアメリカ諸国には影響を与えない。

 

ブラジル 海外進出

 

任天堂製品のブラジル輸入コストは最終消費者の購入価格に反映されており、たとえばベストセラーの一つである「スーパースマッシュブラザーズ」の小売価格は、米国の約60ドルに対してブラジルでは74ドルと20%以上高くなっている。

 

ブラジルではゲーム機も非常に高い。ソニーの「PS4」は4,000ブラジルレアル(約1,500米ドル)と他国の3倍もの値が付いている。マイクロソフトの「Xbox One」は2,200ブラジルレアル(約800米ドル)だが、これはブラジル国内に製造工場を持っており一部現地生産によるコストダウンが実現しているためだ。

 

任天堂のラテンアメリカ地域を統括するBill van Zyll支配人は、「任天堂はブラジル市場を諦めたわけではない。一旦撤退してビジネスモデルの再構築を図る」としているが、現実的には「高い輸入関税のために我々の製品をブラジルの消費者に適正価格で提供することができない。国内に製造施設を建設するコストを考慮すればそれも現実的な選択肢ではない」と地元メディアG1に語っている。

 

だが悲観的なことばかりではない。任天堂の撤退はブラジル市場からのみで他のラテンアメリカ諸国では従来通りの事業を継続する。従って、ブラジルの任天堂ファンは、近隣国へ行ってゲーム機やソフトを買ってくればいいのである。その方がブラジルよりずっと安い値段で買えるのだから。

 

SOURCEUbergizmo & ZDNettrans by shimamori 」)